KLのウマ好き日記

一口馬主ビギナーの日々をつづります

社台SS種付け数を見る

こんにちは、はじめまして。けーえるです。

 

今日のセントウルSではメイケイエールが2着ファストフォースに2馬身半差の快勝。これまで気性の難しさから安定感を欠いたレースぶりがクローズアップされてきた同馬でしたが、古馬になってからの快進撃も目を見張るものがありましたが、ひと夏を超えてさらに一回り成長しましたね。

今回は危ない兆候もほぼなく、道中は5番手追走から直線上がり最速の末脚で弾けた完璧な立ち回り。ペースも相当流れたのもあるでしょうが、抜け出してからの脚も素晴らしく、秋の風吹く中京を見事なレコードタイムで駆け抜けました。

2番人気のソングラインはやはり戦前から懸念された通り、スプリント戦は少し忙しかったでしょうか。ただ、参戦予定のBCマイルへの叩き台という趣向が強いような印象で、早い流れを経験したことは今後にも生きてくるでしょう。

2着に入ったファストフォースは、最近は凡走が続いていましたが、やはりCBC賞をレコード勝ちしたように、ハマれば光るものを見せてくれますね。

 

中山で行われた京成杯AHはファルコニアが5歳にして初重賞制覇。ここ2年は好走を続けながらあと1歩が遠かったこともあり、陣営も一際うれしい勲章でしょう。重賞未勝利ながら56キロと軽くないハンデを背負いましたが、人気に応える見事な走りでした。

2着には12番人気のミッキーブリランテ。スタート直後は控える形かと思われましたが、間もなく外からまくり上げるようにハナを奪ってレースを引っ張りました。その後も最後の最後までファルコニア相手に抵抗。これに関しては岩田康誠騎手の判断が光った印象。人気薄に乗るとさすがに怖いジョッキーですね。

 

 

さて、今日本題はタイトルの通り社台スタリオンステーションの2022年度種付け数が発表されました。

1週間以上前に発表されたトピックですから、やや立ち遅れた感もありますが、一口馬主の話題を扱ううえでも見ておくべきですから、取り急ぎ。

 

最多はドレフォンの198頭。続いてルヴァンスレーヴの196頭、サートゥルナーリアの195頭、コントレイルの193頭。

見てわかる通り、今年は200頭を超える馬はなく、200を限度に満口を設定したという方針だったということでしょう。

ドレフォンが最多だったの妥当という印象。初年度から皐月賞馬を送り出し、芝ダート問わず早期からの活躍馬が目立ち、おまけに勝ち上がり率も高い。減点要素は極めて少ない1年でしたからこの評価は納得ですね。今後も同様の勢いを継続できるか、ネクストサンデーになれるかは継続性が大きなカギとなることは言うまでもありません。

続く2番手がルヴァンスレーヴだったことは驚きでした。昨年も最多の223頭を集めた同馬でしたが、2年目でもこの勢いをキープするとはなかなか予想外でした。種付け料が比較的安価なことは言うまでもない理由の一つでしょうが、それでも生産界からは高い評価を受けている裏付けでしょうから、初年度産駒のデビューが楽しみになりますね。

サートゥルナーリア、コントレイルについては妥当と言える範囲かと。サートゥルナーリアは種牡馬としても今一番勢いのあるシーザリオ血統でサンデー系牝馬もつけやすいですから頭数が集まるのは明らかですし、コントレイルはディープ牡馬の最高傑作であることは言うまでもありません。その3冠馬のラインに夢を見るのは生産者も私たちファンと同じ、ということでしょう。

 

そのほかで注目するところというと、まずイスラボニータの175頭でしょうか。初年度からかなり微妙と言わざるを得ない成績のイスラボニータ産駒ですが、今年も予想以上に頭数を集めた印象。今後の活躍に注目です。

逆に予想以上に頭数が集まらなかったのはダノンキングリー。新種牡馬でしたが、85頭と二桁の寂しい結果になりました。250万と比較的安価な印象ですし、GⅠ勝ち鞍は安田記念のみでしたが、ダービーでも2着、皐月賞大阪杯で3着と3歳時から古馬になってからも継続的に活躍し続けましたから、実績以上に人気するかとも思いましたが、そうはならず。ディープ×ストームキャット種牡馬キズナをはじめとして、種牡馬界のトレンドともいえるほど飽和していることも大きな要因でしょうか。

あとはナダル、シスキン、ポエティックフレアの3頭も思ったより集まらなかった印象。この3頭は実績に比べて種付け料がやや強気な印象もありましたから、これも影響したでしょうか。

 

とりあえずの印象はこんなところでしょうか。昨年に比べ増えた馬、減った馬、新種牡馬や海外出身馬の動向もよく見てみると面白いところがありますね。

ディープ、キンカメ、クロフネ、ハーツ。時代をけん引した偉大な種牡馬たちが次々に一線から退き、競馬界にも新たな時代がやってきました。次の時代のリーダーはどの馬か。一口会員としても目の離せない種牡馬動向になりそうですね。